Adobe Acrobat 6.0
遅ればせながら、Adobe Acrobat 6.0を使い始めてみた。
私のAcrobat/Distillerの利用方法はだいたい3種類である。
- Viewer機能。
論文を始めとする公開文書・非公開文書を読む。まれにTouchUp機能を使って校正もする。ほとんどの用途がこれである。 - Distiller機能。
他のアプリで作ったデータをDistillerを起動してPDFファイルとして保存する。PowerPointで作ったスライドをPDFにしたり、Internet Explorerで会議などのオンライン参加登録を行った後でそのスナップショットを保存したい場合にしばしば使う。しかし、この方法には致命的な欠陥がある。それはアプリ側でコンテンツのサイズを調整しておく必要があるということである。例えば、IEではページ横幅が600pixelだか800pixelだかの範囲に収まっていないと全コンテンツをキャプチャすることはできない。もちろん、Microsoft OfficeではToolbar上に現れるPDF Writer add-onを使う方法もあり、この場合は時間がかかるものの、こうした問題は回避できる。 - Web Capture機能。
Acrobatを起動し、おもむろにCtrl+Shift+Oを押して「WebページからPDFを作成」する。これは2.の問題の部分的な解決となっていて、ページの横幅などを考慮することなくWebページをPDFとして保存する目的に使える。私はクレジットカード明細をキャプチャするのに月一のペースでこの機能を使う。「部分的」と言ったのはすべてのWebページに適用できるわけではないためである。例えば、ANA Mileage Clubの明細は保存できない。
Adobe Acrobat 6.0を使い始めて早速違和感を感じたのは、Web Capture機能である。
フォントのマッピング方法が5.0とは変わった。5.0の時にはフォントは何が何でもOpenTypeの「小塚明朝」に置き換えていた。つまり、Stylesheetの解釈をほとんど行わなかったのだが、6.0では「MS Pゴシック」は「MS Pゴシック」にマップされるようになった。特段フォントの指定がなされていない場合には「小塚明朝」になるが。JavaScriptの解釈もヘンテコだったがとりあえず画像のハンドリングについては少しまともになった。まともになったのに気を良くしたか、Internet ExplorerにもPDFを生成するためのToolbarが付いた。つまり、上記3.とほぼ同等の作業をIEを使いながらシームレスに行えるようになった。しかし、相変わらずANA Mileage Clubの明細は保存できない。ちょっと工夫すれば、ANA Mileage Clubの明細も保存できるようになった。
しかし、まだまだ完璧には程遠い。このあたりの詰めの甘さがAdobeのAdobeたる所以であろう。
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