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悪魔のような女

土曜ワイド劇場で菅野美穂・浅野ゆう子でやっていました。

「悪魔のような女(Les Deabolique)」は二度映画化されており、いずれにしてもビビリ役の側の配役がドラマの成否を決定付けるというシビアなサスペンスです。全体にぬるい仕上がりだった96年の映画(S. Stoneの終盤の変心には笑わせられました)では、Isabelle Adjani。今回は菅野美穂。これはもう観るしかないでしょう。ちなみに私の中での菅野美穂の評価は非常に高いです。どんなクソドラマでも彼女がキャスティングできればそれだけで成功の目があると言っても過言ではありません。

で、菅野美穂の期待通りのビビリ芸を堪能させていただき(浅野ゆう子44歳の「彼は私の体が目当てなの」発言にもブハハッ)、大満足なわけですが、ドラマとしてはクソでした。このドラマは「オカルト的な演出をすることを前提にした古式ゆかしいサスペンス劇」であって、オカルト自体の入り込む余地はありません。確かに55年の映画ではラストでオカルト臭い仄めかしがあるわけなのですが、しかし、幽霊になった菅野美穂が復讐を果たすなどという超くだらないオチを付けたらそれだけでドラマとして台無しです。それまでの緊張感が何によって維持されてきたのかを忘れさせられてしまう瞬間でした。エンドロールではやっぱり落合正幸の名前…。

中谷美紀にしろ菅野美穂にしろ作品とスタッフに恵まれないのは気の毒ですが、逆にチャレンジングな作品に出演する機会も増えるわけなんですな…。

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