Ubuntu 7.04日本語ローカライズ版の設定メモ (Emacs, TeX)
「日本語版セットアップ・ヘルパ」とか使うと裏で何が起きているのか分からなくなって右往左往してしまうold-fashionedな私がUbuntu 7.04日本語版の設定メモを書くよ。とりあえず今回はEmacsとTeX関係の設定だけ。
Emacsの設定
$ sudo apt-get install emacs-env-ja $ cp /usr/share/doc/emacs-env-ja/dot.emacs.example ~/.emacs
.emacsは必要に応じて編集する。いつも通りでUbuntuだからと言って特記するようなことは何もない。
TeXの設定
UbuntuのTeX関係の情報はubuntu ptex - Google 検索で山ほど見つかる。こういう時、だいたい本来の「情報源」はそんなに多くはないはずなのだが、時間が経つに連れて情報が過度に集積されたり、情報が多い文献からの子引き・孫引きが増えたりする。これは知識の集積としては必ずしも有用とは言い難い。ものすごい数のパッケージをインストールすることを勧められ、よく分からないのでその通りにし、その結果として何が得られたのかさっぱり分からないということになりがちである。
初心に立ち返ってこう考えるべきである。「TeXを使って普通に文章を書いたりする分には、ptex/platex, jbibtex, xdvi, dvipsさえ使えればよい。それ以外のものは必要になったときに初めてインストールすればよい。」と。
であれば、これだけインストールすればよい。
$ sudo apt-get install ptex-bin jbibtex-bin xdvik-ja dvipsk-ja
Ghostscriptの設定
Ubuntu 7.04では、gs-espがデフォルトでインストールされているが、日本語がうまく表示できない。ちゃんと表示できるようにするには、まずいくつかのパッケージをインストールする。
$ sudo apt-get install gs-cjk-resource cmap-adobe-{japan1,japan2,cns1,gb1}
上を実行すると「/usr/bin/mkcfmがない」と怒られるはずだが無視していい。どうしても気になるなら前もって、
$ sudo ln -s /bin/true /usr/bin/mkcfm
とかしておけばよい。ちなみにmkcfm - Google 検索では、mkcfmがnon-freeであり、CentOSからコピって解決したよというページが山ほど出てくる。non-freeだと知ってやるならライセンス違反であるとの謗りを免れない。スピード違反をブログで喧伝するようなものだ。
次に、
$ sudo dpkg-reconfigure cmap-adobe-japan1
を実行して「随意」のところをチェックして「了解」しておく必要がある(どういう翻訳なんだろう)。
ともあれ、ちゃんと設定できていればgs-espでもevinceでも正しく表示されるはずである(evinceは内部的にgs-espを呼び出しているだけ)。
$ gs -sDEVICE=x11 hoge.ps $ evince hoge.ps
evinceがあるので正直言って不要なのだが、どうしても必要ならgnome-gvとかも入れておく。
$ sudo apt-get install gnome-gv gv
ちなみにgnome-gvだけでもインストールできてしまう。gnome-gvはgvなしでは動かないからdependencyの定義がおかしい。
日本語を含むPDFを表示できるようにするための設定
日本語を含むPDFを閲覧できるようにするには、evinceを使う方法とAcrobat Readerを使う方法の2つがある。
前者は、
$ sudo apt-get install xpdf-japanese
後者は、
$ sudo apt-get install adobereader-jpn
とすればOK。前者の方が高速でメモリフットプリントもかなり小さい。ただし、微妙にフォントのメトリック情報がおかしい。
xdvi、ghostscriptでIPAモナーフォントを使うための設定
ubuntu ptex - Google 検索などを見ていると、/usr/share/fonts/truetype/kochiのシンボリックリンクを張り替えたりする泥縄的な解法が主流のようだが、そんな必要はない。Ubuntu(Debian)にはdefomaというスタティックにフォントのリンケージを管理する仕組みがあるので、それを使って東風フォントではなくIPAモナーフォントを選択するようにすればいいだけのことである。
まず、/etc/defoma/hints/ipamonafont.hintsをエディタなどを使って以下のように編集する。
category truetype begin /usr/share/fonts/truetype/ipamona/ipag-mona.ttf Family = IPAMonaGothic (snip) Priority = 60 Alias = GothicBBB-Medium (snip) end
category truetype begin /usr/share/fonts/truetype/ipamona/ipam-mona.ttf Family = IPAMonaMincho (snip) Priority = 60 Alias = Ryumin-Light (snip) end
要はipag-mona.ttfおよびipam-mona.ttfのPriorityの値を60にし(東風フォントのPriorityが50なのでそれより大きく設定する)、Aliasを加える。この設定を反映するためにさらに以下のコマンドを実行する。
$ sudo defoma-font reregister-all ipamonafont.hints $ sudo update-vfontmap
あとはxdvi、evinceコマンドで動作確認する。今日はここまで。
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